「ITパスポート」という国家資格をご存知でしょうか。
何でもIT関連の資格として「登竜門」と呼ばれるこの資格。
IT系職業を目指す人が初学的に学ぶにはもってこいの資格らしく、知り合いのシステムエンジニア(SE)に相談したところ、駆け出しのSE見習いである私が受けるにちょうど良い資格ということで勧められました。
プログラミング問題などはなく、エンジニアとしてどういうところで役立つことができるのかということを考えさせれる資格だそうです。
そのため一般的な企業の職務形態、ITエンジニアとして理解しておかなくてはならない基礎などを学べるそうです。また、専門用語なども沢山覚えるとのこと・・・。
これからの業務を少しでも把握・理解するためにITパスポート試験を受けることにしました。
ただ、経済的に余裕もなく、時間もさほど取れないので独学で挑戦します。
まずはITパスポートの試験概要についてまとめてみたいと思います。
ITパスポート試験とはどんな資格なのか
ITパスポート試験は、日本の国家試験です。
ITパスポート試験とは、ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験。(ITパスポート試験公式サイトより)
ITパスポート試験の受験資格と合格率
試験には受験資格はありません。年齢・性別・学歴・国籍等関係なく受験できるようです。
合格率は平均50%と高く、きちんと勉強すれば問題なく受かるレベルのようです。もちろん油断はできませんが。
受験層は前述したITパスポートの定義にあるように、IT系の仕事に就ている人意外に学生や非IT系の方と幅広く受験されているようです。
ITパスポート試験概要
次に試験の概要です。
概 要 | 内 容 |
受験料 | 5700円 |
試験会場 | 各都道府県どこでも受験可 |
試験日 | 試験会場によって異なる(公式HPで確認してください) |
試験内容についてまとめてみました。
試験形式:CBT方式
※パソコンを利用して実施する試験方式のようです。
画面に表示された問題に対してマウスを使って回答するだけなのでそう構えなくても大丈夫そうですね。
試験時間:120分
試験問題数:100問
私がこれまで経験してきた資格試験の中で試験時間は短いように感じます。問題数が多いのでゆっくり回答していると後々焦ることになるかもしれません。
出題形式:四肢択一式(4つの選択肢から一つを選ぶ)
合格基準:合格するためには2つの条件を満たす必要があります。
①全体で60%以上正解すること。
単純に100問中60問は正解する必要があるようです。
②各分野で30%以上正解する必要があります。
○ストラテジ系分野:30%以上
○マネジメント系分野:30%以上
○テクノロジ系分野:30%以上
どれかに偏って60%以上とっても他の分野が30%以下なら合格できないようです。

各分野について
分 野 | 説 明 | 内 容 |
ストラテジ系 | 経営者としての知識を問う問題 | 企業と法務 経営戦略 システム戦略 |
マネジメント系 | 管理職としての知識を問う問題 | 開発技術 プロジェクトマネジメント システム監査 |
テクノロジ系 | コンピュータの知識を問う問題 | コンピュータの基礎理論 ソフト・ハードウェア データベース・セキュリティ等 |
繰り返しになりますが、各分野30%以上の正解と合計60%以上の正解が合格基準です。
上記表を見て言えることは、コンピューターに関する試験だけども、コンピューターに関係ない問題も出題されるということです。
また、出題範囲も幅広いのでテキストや過去問をよく見て出やすい分野を集中して勉強するのが効果的です。
ITパスポート試験の勉強方法
ITパスポート試験ではプログラミングの問題が出ないようですので、基本的な学習方法、何度もテキストを読み脳にインプットし、過去問をひたすら解いてアウトプットする一般的な学習方法で大丈夫と思います。
まずはテキストを一度軽く読んで試験範囲を体系的に把握し、2度目の読みで細部まで深堀して学習していきたいと思います。
その後は過去問でアウトプット、自分の得意・苦手分野を分析し、間違ったところを再度学習するという流れになります。
とにかく専門用語が多い試験ですので、専門用語をひたすら覚えることが重要かなと思います。
ITパスポート試験も過去問アプリが幾つかあるためこれらも利用するようにしましょう。
アプリに関しても調べてまた記事にしたいと思っております。

ITパスポート試験合格までの勉強時間
あくまで目安になりますが、試験合格までの勉強時間は100時間と言われています。
1日1時間でも約3ヶ月、2時間勉強できれば2ヶ月くらいで合格可能ということですね。忙しい社会人でも短期集中で頑張れる、そんな資格ではないでしょうか。
試験頻度も多い試験ですので、合格しやすい資格と言えます。
まとめ
ITパスポート試験について簡単ですがまとめてみました。IT業界に関わらず資格を取得される方が多い様です。人気資格ということですね。
まだ何となくですが、概要、合格率、試験形式、出題範囲が理解できました。
テキストや問題集選びも重要なポイントになりそうですね。当たり前ですが、常に最新版のものを購入することを忘れてはいけません。
あとはモチベーションと勉強の習慣化です。これらを大事にしてITパスポートの勉強を始めていきたいと思います。