初心者SEとして、日々業務を頑張っている私のところに最近よく届く業務がエクセルのマクロ作成依頼。
エクセルのマクロ作成とは、データ入力、印刷など日々同じ手作業でする作業をボタン一つでパソコンに自動作業させるもの。これによって業務にかかる手間を減らすことができます。
しかし、プログラミング経験のあまりない私にとっては大変な作業です。
今回は取引先から頂いたエクセルのデータを、自社のエクセルの特定部分にデータ貼り付けを行い、指定するプリンターで自動印刷させるという内容でした。
幸いエクセルではプログラミングを理解できていなくとも、マクロの自動登録という機能が備わっているので、ある程度プログラムを組むことができ、一部に変更する必要があるときにはネット上に情報がたくさんあるので何とか対応できるので助かっています。
今後はエクセル以外でも、Web上のシステム作成や、会社のホームページに携わったりとこれ以上にSEとしてプログラミング技術が必要とされるのは言うまでもありません。
プログラミングの勉強を始めなければならない。
ですが、私は地方出身ですし、社会人であるため時間をなかなか作ることもできません。スキマ時間で何とか学習する方法がないかと無料でプログラミング学習だできるサイトを探すことにしました。
今回は無料で学べるプログラミング学習サイトについてまとめていきたいと思います。
無料プログラミング学習サイトのメリット
プログラミング知識があると、職業の幅も広がるでしょう。
最近は小学校でも学ぶ内容、どんどん知識を持つ若者たちが職場に入ってくるのですからある程度の知識は身に付けておかないと、日常の業務にも支障が出てくることとなります。
社会に出て一からプログラミングを学ぶというのは実際かなりの労力を必要とします。
ですがこれからの時代にあった知識を身につけておくことは案外生きる上での知恵になると思います。
プログラミングは難しいというイメージもあってか、身近に教材が手に入るとなってもなかなか手がのびてはいかないものです。
無料プログラミング学習サイトを選ぶ中でのメリットは
②自分の能力にあったものをかじることができる
③有料のコースがあるサイトも多いので、内容を深めたいとなったなら有料会員に登録することも可能
ちなみに選ぶ際の重要なポイントは実際に自分が学びたい言語があるのかどうかではないのかと思います。
下調べをして自身にあったものを確実に選べるかで得られる結果は変わってくると思います。
わざわざお金を出す必要なし、無料のプログラミング学習サイトは多数あります。
手軽に利用出来て、基礎から自身のペースで勉強できるそんなおすすめのサイトをいくつかご紹介させていただきますね。
ちなみに今回の学習サイトは会社の上司に教えて頂きました。解説も上司からの説明・ポイントをそのまま書いています(笑)
無料プログラミング学習サイト① ドットインストール
こちらのサイトは3分以内の動画を見て学べるのが特徴。スマホからでも見ることができます。
内容が幅広いのですが、一部無料であとは有料になっています。有料プランを含めて400以上もの動画があるので、幅広い知識が得られます。JavaScriptが他サイトに比べて充実して学ぶことができるのもポイントですね。
学べる言語は
HTML&CSS/JavaScript/Ruby/Python/Java/PHP/Go/Kotlin/Swift等です。開発環境を整える必要があります。
ブログサイトの構築に必要なWordPressやiPhone・Androidアプリ開発など様々なレッスンがあります。
ドットインストールのメリット
現在、468レッスン7014本の動画を提供しており、ホームページの作り方やアプリ開発までゲーム感覚で学べます。
ドットインストールのレッスンでは、実践ですぐに活かせる知識やテクニックをアウトプットできる環境が整っています。
有料会員なら、分からないところを現役エンジニアの先生に質問できます。レッスンの内容について、より丁寧にポイントを押さえて解説してくれます。
ドットインストールのデメリット
<デメリット>
無料会員でもたくさんの動画を見ることは可能ですが、全ての動画が見たい場合は月額1080円(税込)で見放題になります。
ドットインストールでは、レッスン動画が3分程度にまとまっている分、解説が省略される場合も多く、全くプログラミングを知らない初心者の方にとっては難しい印象を覚えるかもしれません。
無料プログラミング学習サイト② ShareWis(シェアウィズ)
90秒の動画で学べる「スナックコース」」と有料の「プロコース」があります。
アカウントの登録は不要ですので気楽に取り組むことができます。
学べる言語は、
Python/JavaScript/XML/Scratch/HTML/CSS/HTML5/CSS3/VBA/jQuery/PHP/Ruby on Rails/Swift/Objective-C/C#/Kotlin/Ruby/Java/Visual Basic/Goです。
プログラミング以外にも英語、健康、美容など学べるジャンルは広いです。
無料プログラミング学習サイト③ シラバス
会員登録の必要はありません。完全無料のサイトで、実際にコードの入力を真似して学ぶサイトになります。
基本的な用語から学ぶことができ、未経験でも安心感をもって学べます。
学べる言語はHTML/CSS/JavaScript/jQuery/Git/Ruby on Rails/Coffee Script/Sass/C言語/Pythonです。
無料プログラミング学習サイト④ N予備校
ニコニコ動画でおなじみ、株式会社ドワンゴ現役エンジニア作成の「N予備校」はいかがでしょう。
無料コースだけでも9科目もあり、入門的内容から大規模Webアプリ・Unityとさまざま学べます。
ニコニコ動画再現コースなんてあるのもドワンゴならではで面白い。
動画と教材のどちらもが用意されているので、同じ画面で見ての学習はとってもわかりやすいです。
フォーラム機能を活用すれば、学習者同士でコミュニケーションを取ることができるのでやる気も出るでしょう。分からないことはQ&Aで質問を、回答が付けば通知で教えてくれるなど便利機能も多数あります。
無料プログラミング学習サイト⑤ Codecademy
利用されている方が多い、つまりそれだけ支持されているサイトと言えば「Codecademy」です。
海外のものですが、プログラミング知識は世界共通です。Google翻訳などを活用すれば、日本人でも問題なく使いこなせることでしょう。
そうやって世界中5000万人もの方が使ってきた学習サイトなので、安心してください。
目的に合わせた学習が出来るのがメリット、仕事でプログラミングを学ばなければならなくなったという時に余計な労力を掛けずにその分野の知識のみが効率よく見につくこととなります。
無料プログラミング学習サイト⑥ Free codecamp
「Free codecamp」も海外発の無料学習サイト、翻訳機能を使いながらぜひ試してみてください。
テキストで学び練習問題をといった流れは下記に記載している「Progate」と同じです。
コースが充実しているのがメリット、レスポンシブWEBデザイン認定にフロントエンド開発ライブラリ認定と自分が目指すものに特化したコースを選びましょう。
それぞれ300時間程度分を履修できます。これで無料なのですから、わざわざ有料の教室に通う必要はありません。実践重視のこちら、すぐにも職場で活用できる知識や技能が身につくことでしょう。
無料プログラミング学習サイト⑦ Progate
まずは基礎知識を学んでから練習問題を解く、分からなかったらもう一度スライドで学習し直すといった流れが掴みやすいのが「Progate」です。
学生時代にも受験勉強でやってきたであろうやり方なので、親しみやすいのではないでしょうか。
スライドは要点がまとまった分かりやすいもの、練習問題をこなすとどういった部分に問題があるのかを指摘してもらえて、うまく能力が身につくのです。
「HTML&CSS」や「PHP」「Ruby」と初級レベルのものが多数あってそのどれもが無料、プログラミング初心者さんにこそ使っていただきたいサイトです。
ちなみに私がココナラというサイトを通して現役SEさんに仕事のことに関して相談した際、一番お勧めされたのはこちらのProgateでした。
Progateのメリット
そのため、特別にソフトやツールを導入することもなく、すぐに学習を始めることができます。
レッスンをどんどん進めていくとゲームのように経験値がたまり、レベルが上がる仕組みになっています。このため、挫折しやすいプログラミング学習を継続しやすいポイントになっていると思います。
Progateのデメリット
本来WEBサイトを制作する時は、テキストエディタというツールを使ってコードを書いていきます。ですが、Progateではコードを入力するツールがあらかじめ画面上に用意されているので、実務で必須のツールに慣れることができません。
Progateでは全て自力で問題を解いて進んでいかなければなりません。途中で分からないことがあれば、スライドを見返したり、自分で検索して解決しなければならないので最初のうちは苦戦する場面もあります。
無料プログラミング学習サイト⑧ Udemy
Udemyとは、オンラインビデオでプログラミングが学べるサイトです。
無料コースでは、WEBページの作成を目指したHTML入門講座やJavaScriptを中級者レベルにする講座などが提供されています。
そのほか、ゼロからPythonで人工知能と機械学習について基礎から学んだり、フロントエンジニアを目指す人にHTML、CSS、JavaScriptといった言語を扱っています。
WEBエンジニアを目指す人には、Bootstrap、PHP、MySQL、Pythonを用いてWEBサイト・アプリの作り方を学ぶことが出来ます。
また日本語と英語の講義があり、英語の講義には英語の字幕を入れることが可能です。
Udemyのメリット
Udemyは定額サービスではないため、学びたい講座を選んで購入することができます。また、購入前に一部視聴することができるので、講師の話し方やどれくらいのレベルなのかを確認することをおすすめします。
明確な理由がある場合は、購入後30日以内であれば全ての口座を返金することができます。ただし、返金を繰り返している受講生は、返金ポリシーの悪用とみなされアカウントが停止されることもあるので気を付けて下さい。
Udemyのデメリット
複数の講師が同じテーマの講座を公開している場合があるため、どの講座を受講しようか迷ってしまうかもしれません。このような場合は、ベストセラーというタグが付いている講座や星評価の高い講座からチェックすると勉強がスムーズに取り組めます。
無料プログラミング学習サイトで勉強する時の注意点
学ぶべき言語を実際にえらんで学習をしたら練習用ページを利用して指を自分で動かしてみること、習うより慣れることが一番大事になってきます。
難しく不慣れな言語にあこがれだけで取り組むよりも、自分の能力に見合った身近な内容から徐々に取り組んでいき、内容をレベルアップしていくことが大事です。
続けることが思ったよりも難しいこともあり、聞きながら操作をできるのがベストではありますがそれは無料となると若干難しいように思います。
一つ一つのサイトの特徴には言語に関する知識を得られたり学ぶ上での方法が自身にあっているかなどの相性のようなものがあります。
しっかり何点か候補をあげて見比べたうえでの選択をすることが望ましいと思います。
基礎的な用語をしっかり押さえていること、そしてそういうことを表記してくれているサイトも併せて利用するなど工夫をすると習得がはやいかとも思います。
最後に・・・
自宅にいながら、無料で好きな時間にプログラミングが学べる良い時代になりました。
実際に操作をし身につけるのは自分自身です。
サイトをしっかり見比べてどのサイトの特徴が自分に合っているのか、そして基礎的な部分をしっかり押さえてくれているサイトをまず利用することで先々まで内容が頭に残るし、身につくのも早いと思います。
自分の目で選んで指を動かすことが習得に必要な作業だと思います。
それに見合ったものをご自身で比較し選び、身につけていってください。
私が一通り見て気に入っているのは3サイトあり、ドットインストールとUdemyは豊富なレッスン数があり、プログラマーやエンジニアを目指す人におすすめしたいと思いました。
Progateは、「プログラミングって難しそう」という初心者の疑問を解消できる入門編として、また将来WEBデザイナーとしてデザインだけでなくコーディングも仕事で活かしていきたいと考えている人には、Progateをおすすめします。
私も実際にProgateを利用しており、他のと比べてサポートがなく初めは苦戦しましたが、プログラミングを学ぶ上でも検索能力や情報収集能力を身に付ける練習にもなるので、自然と分からないところを検索し、素早く解消していくスキルが身に付きます。
私は比較的に勉強しやすいと言われるHTMLから学ぼうと思っています。その後CSSやJavaScriptを学ぶとWeb系のシステムを作ることができますし、ブログでも役立つからです。
ぜひ貴方もご自分にあったプログラミングを見つけ、まずは無料から学習してみて、深堀したいと思えるようになれば有料へと切り替えるのが良いと思います。
プログラミングは奥が深く大変な道のりですが、お互い頑張っていきましょう。